2015年11月15日

【受講レポ】本田秀夫先生の講演会行ってきました^^

こんにちは。
毎日、子育て奮闘中の心理カウンセラー Lee こと 
上間春江(うえまはるえ)ですface02


昨日は、こちらのブログでもたびたびとりあげさていただいた
信州大学付属病院 本田秀夫先生による 講演会に行ってまいりました。

【受講レポ】本田秀夫先生の講演会行ってきました^^
(☝チラシクリックすると大きくなります^^)

会場は塩尻市市民交流センターの多目的ホールで
けっこう広い会場でしたが、
たくさんの人たちでお席は満席! でした。
「発達障がい」に関する関心の高まりを感じました。

ふとみれば、
同級生ママ、お隣のママさん、
お仕事などでお世話になっている諸先生方・・・と

一般の人はじめ、
日頃から支援者のお立場として働いていらっしゃる方など、
顔なじみの方もたくさんおりましたface02

本田先生のお話は、
2時間ぶっとおしで、たくさんありましたが、
お話の全体に通底しているメッセージは、

「人は一人一人多様な感覚や能力の凸凹があるので、
 その多様な特性をそのまま理解し、
 認めて活かしていきましょう♪」

ということです。

今回のお話は、
発達障がいと呼ばれるものの中でも
「自閉スペクトラム」と呼ばれる人たちについてのお話でしたが、

この

「自閉スペクトラム」とは、
障害とか病気ではなく、
単なる
「個性」(キャラクター)としての特徴
です。

本田先生は、

この「個性」としての特徴の理解が進んで、
社会がやさしくなれば、
生きやすくなる。。。

とおっしゃっておりましたが、

ほんと、そうだよなぁ~と思いました。

昨日書いた、高校スクールカウンセリングでのお話もそうですが、

子ども達の「特性」が
そのまま認めて受けれ入れられると、

子ども達は

「自分は自分のままでいいんだ」

と思えて、

その自分の個性でなんとかうまくやる方法を身につけて、
自分らしく生きて行けます。

でも、その

個性が認められずに、
違いを否定されてしまうと・・・。

うつ
不安
恐怖
強迫行為

など

様々な別の症状に苦しんでしまうのです。

そう。
発達障がいに絡んで起こる
いろいろな問題や症状って、
実は、

発達障がいそのものが問題なのではなく、
その特性が理解されないままに、
子どもにとっては無理な課題をやらされ続ける、とか、
違いが受け入れられずに否定された経験が続いた結果起こる
二次的な問題 

なのです。

だから、
特性があったとしても、

それが理解される環境のもとで、
その特性が「活かされる」場にいれば、
その人そのものは、なんの問題もなく
むしろ、活躍できる人材となりえますし、
逆になると、
上述したような、悲しい事態になってしまう

と、そういうことなのです。

そうした話を、
いろいろなエピソードを交えて
とっても、おもしろおかしくお話いただけて、
夫婦で聞けてとてもよかったです^^

講演終了後、夫に感想を聞いてみましたら

話を聴きながら、長男にあてはまる特徴もたくさんあった。
普段の注意の仕方も
「●●しろ」だけじゃなくって、
長男にわかりやすいように言い方変えてみようかなって思えた。


と、言ってました。

また、次男の同級生ママも

おむつがいつはずれるかとか
とっても気にしていた時期あったし、
育児書よみあさっていた時期もあったけど、
人と比べる必要はないんだなぁ~って思えた。


なんて、話してくれました。

本当に。

子どもたのびていく時期やタイミング、
能力の得意不得意、
人それぞれ。

確かに、平均的な時期というのもあるけれど、
そこからはずれる子もたくさんいるわけで、
一人一人のその「特徴」
これをみて、関わり方を微調整していくしかないんですよね。


「社会全体に発達障害の理解をーー!」

なんて大きいことはできなくても。

まず、子ども達の身近にいる私たちから、
目の前の子どもの一人一人の特性を理解する。

普通、こんなことできるでしょー、
という「常識」を押し付けるのではなく、
「こんなことできない」という子もいるかもしれない、
子どもがうまくいかないのは、
その背景に、何か「理由があるのかも?」
と、その子の立場で考えてみる。

こんな一見地道な取り組みがつもれば、
社会は、もっと一人一人の特性に優しくなれるんじゃないかな。

そんな風に思えた講演会でした。

というわけで、主催してくださった塩尻市様、
講師の本田秀夫先生  ありがとうございました!

皆様、素敵な週末をおすごしくださいませ。

【関連記事】
>>発達障がい関連の記事は、こちらからどうぞ^^


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Posted by 子どものミカタプロジェクト代表*子育て真っ最中 at 11:15│Comments(0)つれづれ学びの足跡
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