【本の紹介】うちの火星人
こんにちは。
自分らしさ開花カウンセラー Lee です。
さて、今日は、私が最近読んでいる本の紹介です。
今日ご紹介する本は、
平岡禎之(2014)
「うちの火星人~5人全員発達障がいの家族を間も得るための”取扱説明書”」
です^^
この本は、奥様と4人のお子様を持つ著者であるお父さんの目線から解説された、
ご家族一人一人の「個性」の特徴と、その特徴への家族の対処法をまとめた本です。
一つ一つのエピソードが4コマ漫画でまず紹介され、
そのエピソードに関しての解説が、とてもわかりやすく書かれております。
この本、発達障がいについての解説がわかりやすいのもおすすめポイントなんですが、
なにより、著者である平岡さんのご家族に対するまなざしが、とっても優しいんです。
~~~~
ふつうとは少し違った特性から、学校や職場では「気まぐれな怠け者」
「わがままな気分や」などと誤解されることもたびたびで、
トラブルもたくさん起こりました。
それは、そのまま私たち家族のストレスでもありました。
ただ、この問題は深刻になりすぎてもなんの解決にもなりません。
そこで、私の家族は「火星人」を自称することにしたのです。
一般の人の感覚と、私の家族特有の間隔には、日本人と外国人以上に
開きがあることから、そう自称することにしたのです。
そして、ユーモア精神をもって、失敗を明るく楽しく乗り越えようと考えたのです
(以上、p2~3 はじめにより)
~~~~
↑は、はじめに に記された本書の一節ですが、
この記述に、著者のご家族に対する温かで真摯なまなざしが感じられます。
発達障がいだから、ダメとか、否定するとかそういうことではなく、
「ユーモア」精神を基盤として、「明るく楽しく」失敗を乗り越えようとしている。
なんて、素敵で優しいまなざしなんでしょう。
そして、本では、さらに、こう続きます。
~~~
我が家は、火星人であることことがアイデンティティです。
そう宣言することで、ありのまま、アンバランスなまま、
それでも堂々と胸を張って生きて行こうと思っています。
そして、このマンガは、そんなうちの火星人たちが
実際に巻き起こした失敗のエピソードを中心に描いています。
(以上、p4より)
~~~
そう。自分とは異なる感覚を持つ人を、
否定や差別というニュアンスではなく、
そういう人を「違いがある」とはっきりと認識したうえで、それを
明るく肯定的にとらえるための呼称として「火星人」と呼んでいるのです。
この本では、それぞれの家族を特徴的なキャラクターとして動物に見立てることで、
それぞれの特性への違いについて、
家族間で理解を深めようとしている試みです。
とにかく、この本、発達障がいの診断がある人も、そうでない人にも読んでほしいです。
著者のようなまなざしで、自分と違う感覚を持つ人に対して、
「みんな違ってみんないい」と、
やさしく思える人が増えてほしいですし、
あるいは、みんなと同じようにやれない当事者の方が、
「そんな自分がすばらしい」
と、自分を受け入れて、自分を愛せるようになってほしいからです。
そんな風に心から思える関係性が広がっていくといいなと思います^^
以前にこのブログでもご紹介した、
「当たり前を疑え」、「エピソード教育臨床」
とともに、ぜひおすすめの一冊です♪
この本は、この学校を行き渋っているお子さんを持つお母さんにもおすすめです。
もしかしたら、お子さんの中にも、ここに当てはまる特徴がある方もいるかもしれません。
だからといって、すぐに「障がいなの? 人生終わりだわ・・」ではなく、
もしかしたら、お子さんが抱える困難は、
人とは違う「特性」ゆえの困難であるかもしれない、
という可能性を感じてあげるだけで、
対処の仕方が見えてくるかもしれないからです。
~~~
この本を手に取っていただいた方には、難しいことは考えず、
まずは、笑って読んでいただきたいと思います。
また、この本では「発達障がい」という単語を多用していません。
なぜなら、環境さえ整えば、個性的な素晴らしい力を発揮できると考えているからです。
(以上、p4より)
~~~
そう。周囲の理解次第では、そういう個性が
逆に素晴らしい力となる可能性を秘めています。
偏見をなくすためにも、ぜひ読んでほしいと思います
では、本日も、よい一日を!
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自分らしさ開花カウンセラー Lee です。
さて、今日は、私が最近読んでいる本の紹介です。
今日ご紹介する本は、
平岡禎之(2014)
「うちの火星人~5人全員発達障がいの家族を間も得るための”取扱説明書”」
です^^
この本は、奥様と4人のお子様を持つ著者であるお父さんの目線から解説された、
ご家族一人一人の「個性」の特徴と、その特徴への家族の対処法をまとめた本です。
一つ一つのエピソードが4コマ漫画でまず紹介され、
そのエピソードに関しての解説が、とてもわかりやすく書かれております。
この本、発達障がいについての解説がわかりやすいのもおすすめポイントなんですが、
なにより、著者である平岡さんのご家族に対するまなざしが、とっても優しいんです。
~~~~
ふつうとは少し違った特性から、学校や職場では「気まぐれな怠け者」
「わがままな気分や」などと誤解されることもたびたびで、
トラブルもたくさん起こりました。
それは、そのまま私たち家族のストレスでもありました。
ただ、この問題は深刻になりすぎてもなんの解決にもなりません。
そこで、私の家族は「火星人」を自称することにしたのです。
一般の人の感覚と、私の家族特有の間隔には、日本人と外国人以上に
開きがあることから、そう自称することにしたのです。
そして、ユーモア精神をもって、失敗を明るく楽しく乗り越えようと考えたのです
(以上、p2~3 はじめにより)
~~~~
↑は、はじめに に記された本書の一節ですが、
この記述に、著者のご家族に対する温かで真摯なまなざしが感じられます。
発達障がいだから、ダメとか、否定するとかそういうことではなく、
「ユーモア」精神を基盤として、「明るく楽しく」失敗を乗り越えようとしている。
なんて、素敵で優しいまなざしなんでしょう。
そして、本では、さらに、こう続きます。
~~~
我が家は、火星人であることことがアイデンティティです。
そう宣言することで、ありのまま、アンバランスなまま、
それでも堂々と胸を張って生きて行こうと思っています。
そして、このマンガは、そんなうちの火星人たちが
実際に巻き起こした失敗のエピソードを中心に描いています。
(以上、p4より)
~~~
そう。自分とは異なる感覚を持つ人を、
否定や差別というニュアンスではなく、
そういう人を「違いがある」とはっきりと認識したうえで、それを
明るく肯定的にとらえるための呼称として「火星人」と呼んでいるのです。
この本では、それぞれの家族を特徴的なキャラクターとして動物に見立てることで、
それぞれの特性への違いについて、
家族間で理解を深めようとしている試みです。
とにかく、この本、発達障がいの診断がある人も、そうでない人にも読んでほしいです。
著者のようなまなざしで、自分と違う感覚を持つ人に対して、
「みんな違ってみんないい」と、
やさしく思える人が増えてほしいですし、
あるいは、みんなと同じようにやれない当事者の方が、
「そんな自分がすばらしい」
と、自分を受け入れて、自分を愛せるようになってほしいからです。
そんな風に心から思える関係性が広がっていくといいなと思います^^
以前にこのブログでもご紹介した、
「当たり前を疑え」、「エピソード教育臨床」
とともに、ぜひおすすめの一冊です♪
この本は、この学校を行き渋っているお子さんを持つお母さんにもおすすめです。
もしかしたら、お子さんの中にも、ここに当てはまる特徴がある方もいるかもしれません。
だからといって、すぐに「障がいなの? 人生終わりだわ・・」ではなく、
もしかしたら、お子さんが抱える困難は、
人とは違う「特性」ゆえの困難であるかもしれない、
という可能性を感じてあげるだけで、
対処の仕方が見えてくるかもしれないからです。
~~~
この本を手に取っていただいた方には、難しいことは考えず、
まずは、笑って読んでいただきたいと思います。
また、この本では「発達障がい」という単語を多用していません。
なぜなら、環境さえ整えば、個性的な素晴らしい力を発揮できると考えているからです。
(以上、p4より)
~~~
そう。周囲の理解次第では、そういう個性が
逆に素晴らしい力となる可能性を秘めています。
偏見をなくすためにも、ぜひ読んでほしいと思います

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子どものミカタプロジェクト代表*子育て真っ最中
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